*2017年5月13日に最新情報アップしました。このブログを読まれた方、続きを読んでいただければ幸いです。
カプチーノ、ビート、S660を専門とするレースショップ、コージーライツさん。
全国的にも有名な専門店さんですが、当社の担当営業U氏も、その技術には絶大な信頼を寄せる静岡のショップさんです。ボルトひとつ、細部までこだわり、ショップも作業台も驚くほど整理され、美しく、お客さんの接客も、エンジンの製作もすべてが「丁寧」の一言だそうです。
当社では最近発売したS660用のピロブッシュの提案、開発、テストを手がけていただきました。
そのコージーライツさんに新たなサーキットテスト依頼品のサンプルが上がってきました。
2種類あります。
黒光りする●ん●んといぶし銀の●ん●んです…まあまあ大きいほうですね…
軽という枠を越えてスポーツカーであるS660ですが、メーカーとしては快適性、静粛性も考慮したのでしょう、エンジンマウントが柔らかいのです。そのために走行性能は多少犠牲になっています。
純正の正式名称はエンジンマウント、トルクロッドとのこと。
これを置き換える部品となります。純正はHA36アルトワークス同様、柔らかいだけでなく、大きなスグリ(隙間)があり、グニャグニャ過ぎます。ココを交換するだけで、アクセルレスポンスは大きく改善される可能性があり、今回テスト依頼をすることになりました。
黒光りするほうは赤、青、黄、黒の4色を販売するかもしれません。そしてびっくりドッキリ価格を出せるように工場にお願いしました。儲け度外視の四ケタ狙いです。
いぶし銀のほうはトルクロッドです。中に超ハイレートのコイルスプリングとゴムなどを仕込ませた一品です。実用新案を取得した商品です。トルクダンパーという商品が世に出回っておりますが、ネーミング、商品内容も当社で考案し、実用新案を取得しております。もともとは構造上、ミッションが非常に入りにくいFD3S用をどうにかしてほしいということで、棒で固定したらボディが破損し、産業用のオイルダンパーだと熱で耐久性に問題がでたため、中身をゴムで作ったところ、ボディへの攻撃性を抑え、かつ、エンジンマウントを交換せずともエンジンの振動を抑えることに成功し、量産を始めた商品です。
当社がいろんな商品の実用新案などを取得するきっかけになった商品でもあります。
エンジンマウントだけでなく、ストラットタワーバーなどの補強はリジッドであることが好ましいイメージがあり、実際装着箇所によってはリジッドが良い場合もあります。けれども、車というのは大きな力がいろいろな部分からかかりますから、それをうまくしならせて逃がすことも重要ですし、ウエット時などは剛性が高すぎることがあだになることもあります。
某社の●マ●やT●●のパ●ォー●ン●ダンパー、C●●ボディダンパーなども同じコンセプトですね。
(発売したのは当社が圧倒的に先ではあり、実用新案もありますが、ブランドって強いなあ…)
こちらは金額がかなり高くなりますが、単なるリジッドではなく、柔軟性を持たすことでさまざまなメリットが出ることは間違いないため、両者しっかりテストをし、2種類を同時販売する方向ですすめていきます。
お楽しみに